大きなドラマとなったUTMF2016。
荒天に見舞われ、44kmの短い距離に。
こうなるとUTMF2017にチャレンジする人はめちゃくちゃ増えるかもしれない。UTMF2016の雪辱戦みたいな感じでね。
ところで、UTMF2017からは従来のUTMF独自ポイントではなく、ITRA(International Trail Running Association 国際トレイルランニング協会)の新ポイントを使うことになるという。ITRA側のポイントも旧ポイントから新ポイントに移行するし、それによって、今まで 0pt だったレースでも新ポイントでは 2pt とかついてるレースもあったりする。もちろんウルトラロング級の長さを狙うのであればもともと高ポイントのレースに出てるだろうから、旧 0pt のレースが新レースで 2pt ついたところであまり関係はないだろうけど。
で、これ、調べてみると結構ハードル高い。UTMBなんかは新ポイントで 15pt。そして3レース以内で15ptなので、6+5+4だとか、5x3だとか、6+6+3 だとかそういう組み合わせになる。
この新ポイントでの 5pt ってどのくらいなのか、UTMBの資格レースリストページでレースを探して検索してみた。
UTMB® - Qualifying races - Regulations
まずは2015のレースから。以下それぞれ 5pt と 6pt のレース。6ptはUTMFしかない。
そして、2016年のレース。まだ審査中のものが多いと思うので、リストに出てきたのはこれだけ。
はい。
というわけで、5pt以上のレースというのは 100k以上のレースだということですね。
つまり、100k以上レース3回分以上が 15pt になるので、UTMB参加資格はそのぐらいということ。もしUTMFが同様の資格まで引き上げるなら・・・
海外レースも含めて 100kレースを視野に入れないと厳しいんじゃないかこれ。
Vibram Hong Kong 100Kの抽選落ちたのは痛いな〜。
2017はUTMFの初参戦を目指してましたが、非常にハードル高いです、これ。
もし上に書いたように UTMFも新ポイントで15ptになるのであれば、100kクラスのレース3回ですから、これから目指そうとする人がいたら、そもそも100kクラスのレースに出ようと思ったら、70kクラスのレースに出てないと資格が得られないし、70kクラスのレースに出ようと思ったら 30k〜のレースに出てないといけない(IZU TRAIL JOURNEYやSPA TRAILだと30kの完走経験)。
となると、パターンとしては、もっとも早くて、
1年目:30k-50kクラスのレースに出る。一年の早い時期にこのクラスのレースに出て、秋冬の70k以上に出場・完走する。
2年目:70k以上の完走資格で100k以上のレースに出場。目標2回ぐらいが限度??3回走ってようやく翌年のUTMF参加資格?
3年目:UTMF参加。
というようになる。うわ、大変だ。
普通に考えると4年目ぐらいにようやくUTMF出るなんていうことになるのじゃないかこれ。当然UTMBも、ですが。
そもそも100kを1年に2回とか3回でるのも大変。
レース自体そんなにあるの?って考えると、やっぱり海外レースも行かないと無理。
今度よほど計画的にレース出たりしないと、UTMBやUTMFは遠い夢になりそうです。