Running Amongst Trees

トレイルランニングと関連ギアにまつわる日記

16/10/22 志賀エクストリームトレイル参戦記

 

 そのキツさとこの数年の悪天候で悪評(むしろトレランの世界ではアタマおかしい人が多いのでw)好評な「志賀エクストリームトライアングル」がリニューアルした「志賀エクストリームトレイル」(ロング)に参戦してきました(以下、ロングについての話です)。

 前日のガイダンスでも説明があったように、関係各所からも色々と意見が入ったようで、選手の安全性の向上なども含めて今回のレースになったようです(昨年のレースの様子は以下の参加された方のブログエントリーをご覧ください)。

blogs.yahoo.co.jp

 

 2015年は、距離62km、累積標高4500m、制限時間20時間。

 2016年は、距離60km、累積標高3000m、制限時間16時間で設定されてます。

 (↑ただし今回は、一部コース崩壊で55kmに短縮、累積標高も2900mほどになりました)

 

 完走率については、2015年は悪天候などに祟られ、コースが短くなったこともあり、363名の出走者中ゴールできたのは82名で完走率が22.6%という伝説的な数字を残しておりましたが、今回は228名出走で完走率が94.7%という、素晴らしい?数字を残しております(そもそも出走者が少なくなってるのは昨年の影響でしょう・・・)。

 さて、レース当時の話ですが、早朝朝五時、気温0度(体感 -3℃)の中スタート。いきなり、横手山を山頂近くまで登らされます。横手山は2307mの標高がある山なので、しょっぱなから空気薄い中でのゲレンデ登攀。前の方の集団はポール無しでがつがる進んでいきましたが、中盤以降の集団はポールを早速使ってる人も多かったように思います。

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 下は大会公式サイトに掲載されていたコース図です。

 

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  これを見ていただければわかるように1200m〜2300mぐらいの間を昇り降りするわけで、空気が薄い付近を進む大会です。途中、プロデューサーの山田琢也選手とエイドステーションでお話したときに、「標高が高いから、思ったより前に進まない」と聞きましたが、ほんとにそう。関東圏近郊でのメジャーなトレランコース、例えば高尾や青梅では1000mいかないし、丹沢付近でも1500m~1600mですから、2000mを超えるところでのトレーニングはなかなかできてない。富士山トレーニングないしはスリーピークス八ヶ岳トレイルのような大会に出て、高いところでのトレランになれとかないとこれはキツいなと(というわけで富士山トレーニングを来年は増やそう)。

 コース自体は志賀高原の山々を一周もので、しかも紅葉の遅れもあり、ふかふか紅葉の中で走れるコースもあり楽しめるコース。とはいえ、横手山とか焼額山を下から山頂まで登ったりするって聞くと、スキー好きだと「えっ!?」って思うんではないでしょうか(笑) 僕もスキーで来ていた山をまさか脚で登るときが来るとは思ってませんでした。

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大会運営側の公式フォトはこちら。

フォト|志賀高原エクストリームトレイル

 

 レース運びそのものは、もともと右脚の肉離れ負傷からの復帰第一線なので、前半10k弱はゆっくり目で脚の具合を確認しながら予定でのスタート。しかしそれが災いし、カラダを充分に暖めることができず寒さにやられたのか食道や胃は痛いわ、前日より発症の結膜炎で目は開かないわ、心拍が落ち着かないわ、久しぶりに履いたタイツで足あがらんわでめちゃくちゃ調子悪く、初めてスイーパーさんの姿を見てしまいました(笑)。

※まあ体調悪いのは木曜日にN川淳一郎という昔の会社の後輩や津D大介というジャーナリストと深酒しすぎたこともあるんだけれども・・・レース週に飲み会いれてはダメです。

 15km時点では途中リタイヤも考えました。いやキツかった、ほんと。

 18k地点の第一エイドにて、胃薬を飲み、温かいコンソメスープをいただき、その後、脚が動きにくい原因と思われた履いていたタイツを切り裂くと、脚が途端に軽くなり走れる程度には復活。その後は順調なペースでほぼ最後尾から、徐々に前の人を捉えていきました。第一エイド兼用の第三エイドに戻ってきたときには、エイドボラの方は前半との様子の違いに驚かれたかも?w

 しかし前半でのロスを取り戻すことにはならず、一時間超、残り6-7kはナイトトレイルで真っ暗な山道を一人ライトで照らしながら進み、無事にゴール。男子約200人中の後ろのほうに何人もいない順位にて(笑) 

 普段は中の上ぐらいでの順位で走ることをイメージしてますが、今回はそもそも出走している人々も(こんなレースに出るなんてアタマのおかしな)相当走ってる人たちだっただろうし、体調も悪かったので、まいっか。トレランは無事ゴールできればそれでオッケー!

※のち、結膜炎については、ウィルス性のきっつい結膜炎だとわかり、発熱もするようなヤツだったので、そんな中よく走ったな・・・と。 

 

教訓:

  • レースの週に飲み会は入れないこと。
  • どんだけ寒くてもコンプレッションタイプのタイツは脚があがらないので避けること。きっとレッグウォーマーのほうがいい。

 

 



UTMF/STYの報告が公式にでましたね。

大会運営サイドから、公式に報告が出ましたね。

 

ウルトラトレイル・マウントフジ2016報告|NEWS&INFORMATION|ULTRA-TRAIL Mt.FUJI

 

この報告に対して、ひとこと言いたい人々がTwitterfacebookで色々言われてますが、比較的運営サイドに近いところでボラをやってると、むしろ運営側を手伝ってあげたいとか、申し訳ないという気持ちになります。

また、Dogsorcaravanの岩佐さんが質問した「走らせなければいけないというバイアスがあったのでは?」という点においては、「そうだそうだ!」とか鬼の首を取ったように言うのではなく、むしろ、「鏑木さん、千葉さん、そこまで追いつめられたように自分たちを走らせることを優先しなくてもいいですよ。中止の判断はそこまで悩まなくてもいいですよ」とぐらい言うのが、レースに参加する、つまり安全な状況で山を走らせてもらえるトレイルランナーのマインドとして正しいのではないかなあ、と思います。

 

 

 サンテリヨン72km La SaintéLyon 72km

 フランスといえばUTMBなどのトレイルランニングの聖地で、景色と難易度の両方が楽しめる国だと思う。色んなレースが開かれてる中で、UTMB/TDS/CCCの次、いやそれと同じぐらい出てみたいなあ、と思うのがこの毎年12月に開かれる「サンテリヨン72km La SaintéLyon 72km」。

 

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SaintéLyon

 

 いくつかのカテゴリーに分かれてるけれども、参加者15000人のビッグレース。しかも午前0時スタートのナイトラン。

 ロワール地方のサンテティエンヌ Saint-Étienne を出て、Lyonまでの72km。その2つの地名を併せて、SanitLyonというわけだ。

 累積標高は72kmで2000mを切るし、ピークは最初の方に集まっていて、ほぼ下りになっているので脚が後半でも動いてくれそう(※下は過去のレースのもの)

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 このレースが魅力的だなあ、と思うのはナイトレースであること。

 フランスのどちらかといえば郊外、いや田舎のエリアを15000人が走り、場合によっては雪が多少積もっている状態になっているらしいので、夜から朝にかけて幻想的な風景が見られそうで、一度それを体験してみたい。

 

vimeo.com

 

 上の映像中盤にあるような、ヘッドライトがつながる風景など、普段見られないような景色を見られることがトレランの特権、面白さの一つだと思う。

 最近は、自分の脚で山や丘を行くからこそ、トレランの面白さがあり、ご褒美として風景があるように思うので、サンテリヨン72kmなレースは参加してみたく思う。

 今年は IZU TRAIL JOURNEY が直後にあるので、まぁ日程的に難しいけれども、来年2017年の12月は参加できればなと。

 ちなみにこのサンテリヨン72kmも、ITRAのポイントが4ptほどつくそうです。 

 

待ちに待ったGREGORYのRufous8(ルーファス8)発売日!しかし。。。

昨日9月27日に、アートスポーツ本店から電話がかかってきまして、「ルーファスが入荷しました。でも発売日は明日なので、来店はそれ以降にお願いします」とのこと。

あけて本日28日水曜日、両国方面での仕事が最後ということもあって、ちょうどよいので行ってきましたよ、トレイルランナーの買い物聖地、アートスポーツ本店へ。

art-sports.jp

で、安くなっていたマファテスピードなどに足入れしながら、ルーファス8にご対面。やった!遂に!

待ってる間も目の前で5-6個は出てた。もう、ルーファス祭り。店員さんも、電話がひっきりなしだと言ってた。

そのままニューハレの新製品であるニーダッシュも3つほどピックアップし、レジへ。

  

ムフフですよ。

石川宏樹モデルですよ。

タグにサイン入ってる紺・オレンジモデルにしましたよ。

予約初日にピックアップですよ。

 

 

 

外に出て、念のためと試着。

 

。。。。。。。。。。

 

 

やばい。

胸のストラップ、上は締まるが、下がキツい。。。

なぜだ。

同じGREGORYのTempoのM/Lは入るのに。。。

 

というわけで、アートスポーツへ舞い戻り、店員さんにも着用加減を見てもらいました。

ええ、わかりますよ、わかりますよ、その表情!

店員さんたち二人とも、「ああっ。。。」って表情されてましたよ。察しましたよ。

ルーファス8はワンサイズですが、私の胸囲には合いませんでした。

腹周りじゃないですよ、き、ょ、う、い、です。

 

もともとTempoはM/Lだと書きましたが、なんと別の店員さんによると、そもそもGREGORYは日本にM/Lを入れなくなったらしい。がーーーーーーーん。

 

そしてルーファス8も、どちらかというとS/Mサイズなんだとか。

 

残念です、残念です、残念です。

 

身体ゴツい人は今のうちに、アウトレット品とか買っといたほうがいいですよ!

 

結局、返品を受け付けていただけだのですが、お金が戻ってくるかどうかよりも、使えないのが残念!!

 

志賀エクストリームは、ルーファス8とカルドラドで行こうと思ったんだけどなぁ。。。

 

ITRAポイント導入後、UTMFに必要なポイントってどうなるのかなあ。。。

大きなドラマとなったUTMF2016。

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 荒天に見舞われ、44kmの短い距離に。

 こうなるとUTMF2017にチャレンジする人はめちゃくちゃ増えるかもしれない。UTMF2016の雪辱戦みたいな感じでね。

 ところで、UTMF2017からは従来のUTMF独自ポイントではなく、ITRA(International Trail Running Association 国際トレイルランニング協会)の新ポイントを使うことになるという。ITRA側のポイントも旧ポイントから新ポイントに移行するし、それによって、今まで 0pt だったレースでも新ポイントでは 2pt とかついてるレースもあったりする。もちろんウルトラロング級の長さを狙うのであればもともと高ポイントのレースに出てるだろうから、旧 0pt のレースが新レースで 2pt ついたところであまり関係はないだろうけど。

 で、これ、調べてみると結構ハードル高い。UTMBなんかは新ポイントで 15pt。そして3レース以内で15ptなので、6+5+4だとか、5x3だとか、6+6+3 だとかそういう組み合わせになる。

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トレイルランナーはみんな大会ボランティアを経験してみればいいと思う。#UTMFとSTYボラを通じて (その3)

 We all learned a lot from UTMF/STY and Mother Nature.

 

 現地で通訳ボランティアやってる最中にふと思ったんですよ。

 ボランティア経験すると、自分が出るレースへの態度が変わるんじゃないかと。

 特にレースを作ってる人々への。

 ITRAポイントなどのレースポイントも大事ですが、ボランティア経験ポイントってあってもいいんじゃないかなと。そのポイントの有無が人気レースエントリーの「優先権」になるとか。

 例えばスリーピークス八ヶ岳は、ボラ経験者のエントリー優遇を実践してます*1が、そういうものが拡がると、オーガナイザーや各スタッフ、ボランティアなど関係者に悪態つく人も減るし、それだけでなく、なんというか、トレランナーとして成長するような気がします。 あくまでも、UTMF/STYボラ中の感傷的な私見ですが。

 ということをfacebookのトレランコミュニティに書くと、「優先権のためにボランティアやる人が増えて、本来の意味の“ボランティア”ではないじゃないか!ボランティアは無償でしょう?」と怒られてしまいましたけれども、他の方もおっしゃってましたが、「やらないよりやるほうがいい」と思いますので、無償・有償関係なく、大会にボランティアとして参加することは非常に大きな経験になると思います。

 僕はスリーピークス八ヶ岳の場合は、2015は23km/2016は38kmを走らせていただきまして、2年に渡り大会のホスピタリティと”ゲストスタッフ”たちの温かいサポートを見てきました。彼らが「次年度の参加優先権を得られるから」としてボラ活動をしているとは全く思えません。むしろ何らかの形でこの大会に関わりたいと思っている人たちだったんじゃないでしょうか。例えば私の場合、2年に渡って走らせていただいたので、恩返しのつもりで2017は”ゲストスタッフ”側に回らせていただきたいと思ってるぐらいです。

*1:同大会では「ボランティア」という言葉の孕む無償の奉仕という意味合いを避けると考えてのことか「ゲストスタッフ」という呼び方をしています

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トレランの大会は「走らせてもらってる」んじゃないかな、と思う。#UTMFとSTYボラを通じて (その2)

 We all learned a lot from UTMF/STY and Mother Nature.

 「特に今回のUTMF/STYの運営はグダグダで問題」って文句言ってる人をたまに見かけるけど、僕は唯一【選手やサポーター、ボランティアへの情報提供の不備】に大きな疑問や課題は感じたものの、それ以外は総じて真っ当な対応したと思うけどなぁ。

 確かに以下のような映像を見ると、「こんな危険な状態なのに!」って思うかもしれないけれども。

www.youtube.com

 ちなみに上記映像に出てくる「濁流」も普段は涸れ沢らしいです。怖い。

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